2025-03-16
チョンラナム道ヘナム郡ソンジ面タンクッマウルギル82
全羅南道の海南にはタンクッマウル(地の果ての村)があります。韓半島最南端、陸地で見ると、ソウルから最も遠い場所にあり、三千里錦繍江山の始点であり、終点です。
タンクッマウルの正式名称は「海南郡松旨面葛頭里」。本来「これ以上行くことができない」という意味の「カルスリ」と呼ばれていましたが、「渇水里(カルスリ)」の音に似ており、水が大切な海辺の村には良くない名前だとされ「葛頭里(カルドゥリ)」に改称されました。
日の出と日の入りが一望できることから、終(つい)の日の入りと初日の出祭りが開かれています。展望台から葛頭山ののろし台を見ながら500メートルほど降りて行けば、三角形の「地の果ての塔」に行くことができます。
2020-12-15
全羅南道 潭陽郡 水北面 開東シンギキル
潭陽郡龍面の龍湫峰(560メートル)を水源地とし、潭陽・光州・羅州・霊岩等を過ぎ、栄山江の河口堰を通って、黄海に流れ込む「栄山江(ヨンサンガン)」は、南西に流れながら光州川(11.8キロメートル)・黄龍江(45キロメートル)・砥石川(34.5キロメートル)・古幕院川(21.4キロメートル)・咸平川(15キロメートル)の支流と合流しています。潮汐の影響が羅州の付近まで及んでおり、沿岸農耕地に河川氾濫や農地侵食などの被害を与えたりもしましたが、1981年12月に河口堰が造られ、感潮区間が大幅に減少しました。
2022-09-16
インチョン広域市チュン区クンムリロ99
「実尾(シルミ)海水浴場」は、青い海松を背景にきれいな白い砂浜が美しく広がる場所で、海と森の情緒を楽しむことができます。浜辺の松林は、真昼でも日差しが入らない程鬱蒼としています。また、海岸の目の前には実尾島という無人島があります。引き潮になると渡ることができ、2003年末の映画『シルミド』のロケ地にもなりました。「シルミド」は、684部隊の悲劇的な実話を元にした作品で、現在は映画のセットは撤去されています。無人島の島へ行く道は、干潮時に現れます。そのため、潮汐の時間を予めよく確認してから行く必要があります。
2022-09-13
ソウル特別市ソデムン区ヨンセロ一帯
新村(シンチョン)駅から延世大学まで続く「延世路(ヨンセロ)」は、街の中心にある大通りで、この道を中心に狭い路地が木の根のように張り巡らされています。
延世路は1999年、ソウル市より「歩きたい通り」に指定され、街路樹整備、新村の町マップなどの開発事業が行われてきました。飲食店、ファストフード店、カフェ、商店などが立ち並んでおり、午後になれば屋台の食べ物も楽しむことができます。延世大学前の道路を挟んだ向かい側には美しい壁絵などのアートが街を彩っています。
2024-02-29
テグ広域市トン区オッコルロ195-5
名品(ミョンプム)オッコル1616協同組合は、大邱(テグ)で一番古いオッコル村が運営する企業です。200年以上前に建てられた韓屋で宿泊できる韓屋ステイ、解説者と一緒に巡る村ツアー、韓国伝統文化(茶食(タシク)体験、韓服体験、書堂体験、餅つき、投壺、チェギチャギ、碑石打ち)、韓屋カフェで味わう伝統飲料が体験できます。
2024-10-22
チョンラナム道タミャン郡コソ面フサンギル103
全羅南道潭陽生態村後山里に位置する「鳴玉軒苑林」は朝鮮時代に呉希道(1583~1623)が暮らしていた家の庭園です。また、彼の四男である呉以井(1619~1655)が父の跡を継ぎここで書を読み多くの著述を残した別荘の地でもあります。
庭園の中に「鳴玉軒」を建て、前に四角の池を造り、周囲に花の木を植えるなど景観が美しいことからその名が知られています。鳴玉軒はこぢんまりとしたあずまやで、教育を受けさせるために建てられた建物です。ここを流れる水の音が、玉がぶつかりあって鳴る音のようであることから名付けられました。池の周囲には赤松やサルスベリなどが植えられており、池の上の小川のほとりには「鳴玉軒癸丑」の字が彫られた岩があります。
鳴玉軒苑林の右方には「後山里銀杏の木」あるいは仁祖大王繋馬杏と呼ばれるイチョウの木があります。樹齢300年以上の古木で仁祖が王になる前に全国を回る中で呉希道を見つけ、ここに来た際に乗ってきた馬をつないでおいたところと言われています。
鳴玉軒苑林は「瀟灑園」に次ぐ美しい民間庭園として、2009年に名勝に指定されました。
2024-09-20
全羅南道 潭陽郡 鳳山面 俛仰亭路 382-11
全羅南道記念物に指定されているあずまや「俛仰亭」は全羅南道潭陽郡、鳳山面斎月里斎峯山のふもとに位置しています。1533年に宗純が建てたもので、李滉(イファン)をはじめ多くの学者や文人が学問について討論した場所です。
2021-08-04
慶尚南道 居昌郡 渭川面 ウンハリキル2
慶尚南道居昌郡渭川面黄山里黄山集落の前の亀淵洞に位置する「捜勝台(ススンデ)」は、三国時代には新羅と百済の国境地帯であり、朝鮮時代には安義県に属していましたが、日帝強占期に行政区域の改編により居昌郡に編入されて今日に至ります。捜勝台は三国時代の百済と新羅が対立していた頃、百済から新羅に行く使臣を送別した所であり、初めは戻って来られないのではないかと心配していたので、心配するという意味の「愁」、送るという意味の「送」の字を使って愁送台(スソンデ)といいました。愁送台とは俗世間の気掛かりや心配を忘れるほどに景色が素晴らしい所という意味であり、仏教の名前に比喩されることもあります。その後、朝鮮中宗の時に楽水慎権が隠居して亀淵書堂をここに建立し、弟子たちを養成しました。台の形が亀のようであることから岩亀台といい、境内を亀淵洞といいました。今の名前は1543年に退渓李滉が安義県三洞を遊覧のために来た際に始まったものとされています。退渓李滉は馬利面迎勝里(マリミョン ヨンスンニ)に停まってその名の由来を聞きましたが、急務により帰還してここへ来ることはできず、名前が美しくないとして同じ音である「捜勝台」と直すことを勧める律詩を送り、楽水慎権が台の面に彫ったことから始まりました。境内には亀淵書院、祠宇、内三門、観水楼、典祠庁、楽水亭、涵養斉、旌閭、山高水長碑、遺跡碑、岩亀台などがあり、これらは儒林と居昌慎氏楽水一族が共同管理しています。松林と水と岩が調和して景色が素晴らしく、またチャゴ岩とその周辺には皐蘭草をはじめとする貴重植物が自生しています。
2024-09-20
江原道 洪川郡 東面 寿陀寺路 473
寿陀寺(スタサ)がある孔雀山(コンジャクサン)は標高887メートルの山で、山頂からは洪川郡(ホンチョングン)一帯が一望でき、孔雀が翼を広げた姿に似た山の形から孔雀山と命名されました。 また、洪川邑(ホンチョンウプ)からこの孔雀山を眺めると巨人が仰向けになって横たわっているようにも見えます。
春になるとチョルチュクと呼ばれるクロフネツツジが、秋には紅葉が大変美しい場所で、奇岩絶壁や盆栽の松のような形をした老松の群落や雪の積もった冬の孔雀山もまた絶景です。
寿陀寺から東面(トンミョン)魯川里(ノチョルリ)までおよそ12キロメートル続く寿陀寺渓谷には大きな岩盤やとても大きな沼があり秘境をなしており、また渓谷の両岸には奇岩絶壁や鬱蒼と生い茂る森も取り囲んでおり、渓谷の中で憩いのひとときを過ごしていると知らぬ間にこの孔雀山の魅力にはまってしまいます。
韓国百大名山にもなっている孔雀山の麓にある悠久の古刹・寿陀寺は新羅時代の第33代の王・聖徳王(ソンドクワン)の時代の聖徳王3(708)年に元暁(ウォニョ)大師により創建されたと伝えられており、大寂光殿の入母屋屋根や1364年に鋳造された銅鐘、三層石塔が現存しています。
また、宝物の月印釈譜をはじめ、大寂光殿、梵鐘、後仏幀画、紅藕堂浮屠など数多くの文化財を所蔵しており、寿陀寺は江原道西部・嶺西(ヨンソ)内陸地域における最高の古刹として名高い寺です。
2023-07-11
ソウル特別市ヨンサン区ソウォルロ323
1994年に撤去された龍山区漢南洞の外国人住宅の跡地に建設された植物園が1997年2月18日に一般開園したものです。面積は59.241平方メートルに及び、13テーマからなる植物園がそれぞれ整備されています。ソウル地方で育つことが可能な植物、合計269種117,132種を保有しており、松など129種60,912種の木と、翁草など140種56,220本の草を観賞することができます。