2021-07-31
京畿道 楊州市 長興面 護国路 255-41
朝鮮時代の第11代の王・中宗(チュンジョン=1488~1544年・在位1506~1544年)の王妃(正室)端敬王后(タンギョンワンフ=1487~1557年)慎氏(シンシ)の陵です。
朝鮮時代第10代の王・燕山君(ヨンサングン=1476~1506年・在位:1494~1506年)治世の時代に左議政という高い官職にあり、その燕山君の次男である慎守勤(シン・スグン)の娘として生まれた端敬王后は、1499(燕山君5)年13歳という若さで晋城大君(チンソンテグン=後の中宗)と結婚、その後起きた反正(政変=中宗反正[チュンジョンパンジョン])により燕山君から王位を奪い、晋城大君が王位に就き中宗となると王妃となりました。
しかし政変の過程で政変を主導した勢力が、退位させられた燕山君の側近で端敬王后の父・慎守勤を殺害、その娘で王妃となった端敬王后は逆賊の娘ということですぐさま王妃の位を追われました。
その後、端敬王后は1557(明宗12)年にこの世を去り、一度は慎氏の墓に埋葬されましたが、1739(英祖15)年に復位され、廟号(贈名)を端敬、陵号を温陵(オンヌン)としそれ以降、端敬王后が眠る陵を温陵と呼ぶようになりました。
陵の裏手は曲垣で囲い、石羊(ソギャン)・石虎(ソコ)をそれぞれ1対、陵の左右に陵を守る形で配置、陵の手前には供え物などを置く平たい石・床石(サンソク)と墓前に建てる石灯篭・長明灯(チャンミョンドゥン)を設け、このほか陵の周囲には墓の両脇に建てられる一対の石柱・望柱石(マンチュソク)、文官の形をした文石(ムンソク)、馬の形とした馬石(マソク)なども建てられました。
動物の形の彫刻を半分に減らしているのは、妃陵として奉られた墓の先例に従ったものです。墓の下には祭祀を行う部屋(祭室)がありましたが、1970年に行われた道路拡張工事によりなくなってしまいました。
2022-11-10
キョンギ道パジュ市チョリ邑サムヌンロ89
坡州三陵は恭陵、順陵、永陵の3つの陵で構成されています。恭陵は朝鮮第8代睿宗の太子妃である章順王后(1445-1461年)韓氏の墓ですが、章順王后が太子妃として亡くなったので簡略に作られました。一般的に立てられる望柱石(墓の前の両側にたてる一組の石柱)も省略されています。順陵は朝鮮第9代成宗の妃である恭恵王后(1456-1474年)韓氏の単陵です。全体的な陵の構成形式は恭陵と同じですが、順陵は王妃の陵であるため、恭陵に比べて、多くの石物(墓の前に置かれる石で作られたさまざまな物)が置かれています。恭恵王后は韓明澮の4番目の娘で、恭陵に埋葬された章順王后とは実の姉妹でした。 姉妹が揃って王妃となった例は、朝鮮王朝500年の歴史で前例がないことでした。永陵は英祖の長男である追尊王真宗(1719-1728年)と彼の妃である孝純王后(1715-1751年)趙氏の陵です。真宗は7歳で皇太子に冊封されましたが、1728年に夭折し(若くして亡くなり)ました。孝純王后は13歳で太子妃に冊封され、1751年に子のいないまま37歳で亡くなりました。
2024-03-15
チュンチョンブク道タニャン郡ヨンチュン面クインサギル73
+82-43-423-7100、+82-43-420-7397
1945年に創建された丹陽(タニャン)の救仁寺(クインサ)は、小白山(ソベクサン)に位置しており、全国に散らばる140余りの末寺を統轄する規模の大きなお寺です。大法堂や上月円覚大祖師(僧侶)の法語を刻んだ法語碑がとくに広く知られています。韓国仏教の歴史と文化を体験することができるテンプルステイを運営しており、日帰りまたは1泊2日で滞在しながら小白山の自然の中で心身を鍛錬することができます。
2024-10-11
インチョン広域市チュン区ウォルミムンファロ81
+82-32-761-0997
月尾(ウォルミ)テーマパークは、仁川(インチョン)月尾島(ウォルミド)位置しているテーマパークです。13,200平米のスペースに大観覧車、バイキング、カーレースなどの多様なアトラクションがあり、ディスコ・パンパンと呼ばれるタガダディスコに乗ると、音楽に合わせて円形の椅子が上下左右に揺れながらDJのMCが爆発します。大観覧車は松島(ソンド)新都市、仁川大橋、永宗(ヨンジョン)大橋なども眺望できます。
2024-09-04
インチョン広域市カンファ郡カンファ邑クァンチョンギル27ボンギル10
江華(カンファ)聖堂はコ・ヨハン(Charies Jone Corfe)初代主教により1900年に建立されたもので、聖ペトロとパウロ聖堂と命名されました。当時の建築工事は宮廷棟梁が率い、以後数回補修が行われましたが、現在も当初の姿そのままで保存されています。聖堂の建物は正方形(正面4間、側面10間)の重層構造で全体的な建築様式は韓国伝統様式に従っており、配置や内部構造は西洋式バシリカ建築様式を応用しながら調和と美しさ、土着精神を表しています。聖公会江華聖堂は当初1981年に京畿道地方有形文化財に指定されたのち、江華郡が仁川広域市に編入されたため仁川地方有形文化財に変更され、2001年1月に国家史跡に指定されました。
2024-02-29
キョンギ道アンソン市ミリネソンジロ420
ミリネ聖地は、韓国初の神父・金大建(キム・デゴン)のお墓とその母、金神父に司祭叙階を行ったフェレオル主教、そして金神父の遺体をここに安置した李敏植(イ・ミンシク)ヴィンチェンツォのお墓が並んでいる場所です。ミリネは銀河水を意味する韓国語です。26歳で殉教した金神父は、処刑から40日が経過してやっとここに安置されました。1972年から本格的な聖域化作業が始まり、記念カトリック教会、金神父の銅像、園などが整備されました。
2022-09-19
キョンサンブク道コリョン郡テガヤ邑チサン里サン23-1
テガヤ(大伽倻)邑の周囲を屏風のように取り囲む山の上に大伽倻時代の山城があります。その山城から南方に延びた稜線に沿って、大伽倻が成長し始めた400年頃から滅亡した562年の間に作られた大伽倻の王陵が並んでいます。ここには韓国で初めて発掘された殉葬墓の王陵である池山洞44号墳・45号墳を始め、王族・貴族が埋葬されたと推定される704基の大小の墓が分布しています。大伽倻独特の土器や鉄器、馬具を始め、王が使用していた金銅冠や耳飾りなど、華やかな装身具が多く出土した大伽倻最大の古墳群です。
2022-12-16
京畿道 金浦市 長陵路79
金浦(キンポ)にある「章陵(チャンヌン)」は、仁祖の父として追尊された元宗とその妃である仁献王后・具氏の陵です。元宗は宣宗の5番目の息子で、両親への孝行心や兄弟への友愛に篤かったといいます。1615年に元宗の3番目の息子である綾昌君が誣告(事実ではないことを偽り告発すること)され、江華島への島流しにあい、自ら命を絶つと、これにショックを受けた元宗は1619年に若くして亡くなりました。章陵の周囲は恭陵のように整えられ、平穏で心地よい印象を与えています。近くには章陵の寺院である金井寺があります。
2023-01-17
チェジュ特別自治道チェジュ市チョチョン邑ポニョンロ1278-169
「エコランドテーマパーク」は1800年代の蒸気機関車であるボールドウィン機種をモデルにし、英国で手作りで制作されたリンカーン汽車に乗り、30万坪のコッチャワル原始林を体験できるテーマパークです。
2024-04-08
チョンブク特別自治道チョンウプ市サンネ面メジュン里571ボンジ
全羅北道(チョルラプクド)井邑市(チョンウプシ)山内面(サンネミョン)梅竹里(メチュンニ)にある玉井湖(オクチョンホ)イワギクテーマ公園は古の時代から望京台(マンギョンデ)と呼ばれているところで、2003年体育公園として作られ、その3年後の2006年、玉井湖イワギクテーマ公園としてリニューアルされた公園です。玉井湖イワギクテーマ公園は素晴らしい湖畔の風景を誇る玉井湖の上流域に12へクタールに及ぶ敷地があり、そのうちおよそ5ヘクタールにある松林にイワギクが自生しています。近隣の町に住む人々の散策や憩いの場所として人気の公 園です。