2024-12-31
チェジュ特別自治道チェジュ市クジャ邑ウォルチョン里1837-2
龍泉(ヨンチョン)洞窟は、済州島(チェジュド)溶岩洞窟の中で最も典型的な形態の大型洞窟(全長約2470.8メートル+α)で、長さ約140メートルのロール状溶岩をはじめ、溶岩段丘、溶岩棚、溶岩滝などの微地形や生成物が特徴的で大変よく発達しています。
特に、鍾乳管、鍾乳石、石柱、平定石筍、洞窟珊瑚、洞窟真珠など炭酸塩生成物が多種多様に発達しており、大規模の洞窟湖があるなどほかにはない特異な溶岩洞窟として学術的・景観的価値が非常に高い洞窟となっています。このほかにも土器類や動物の骨、鉄器、木炭といった外部から入ってきたと思われるものが洞窟内に広範囲に分布しており、洞窟としての価値がさらに高まっています。
面積:477,519平方メートル
時代:先史時代
所有者:国・公有、私有
※拒文オルム溶岩洞窟系で世界自然遺産に指定された洞窟は、ペンディ窟、万丈(マンジャン)窟、金寧(クムニョン)窟、龍泉(ヨンチョン)洞窟、タンチョムル洞窟です。現在、万丈窟以外は立入禁止となっています。
2020-04-11
釜山広域市 機張郡 長安邑 長安路 490-156
* 元暁大師の伝説が宿るところ、擲板庵*
澄んだ水が流れ、周囲から様々な音がそこはかとなく聴こえてくる韓国の寺。
一年を通じていずれの場所も素晴らしい風景で、なだらかな稜線の起伏があり、遠く東海(トンへ)の海まで眺められるここ、仏光山(プルグァンサン)もまた比べ物にならないほど素晴らしい風景となっています。
うっそうと生い茂る広葉樹の林に入ると、30分ほどで林の奥にある静かな場所にある庵にたどり着きます。足を止めてみると、奥ゆかしさを感じる香りとともに経を読む声が聞こえてきます。そうここが、悠久の古刹・擲板庵(チョクパナム)です。
仏様のようなふくよかな形をした山の頂の下にあるこの擲板庵は、新羅時代の高僧・元暁(ウォニョ)が673(新羅文武王13)年、長安寺(チャンアンサ)とともに創建した土窟で、元暁大師が神通力で、中国・唐の太和寺の数多くの大衆を救った「海東元曉拓板救衆」の逸話で特に有名な寺です。
「元暁僧侶が膳を投げ大衆を救った」(初暁擲板救衆)という宋高僧伝の記録は、擲板庵の由緒深き歴史を物語るものですが、それ以上に元暁の深い仏力が広く国の外まで伝わっていたことを示しています。伝えられているその逸話はこのような話です。
ある日の朝、西方の万里の外にある唐の法運寺には出家者・在家信者である四部の衆がいましたが、梅雨の大雨により寺の裏山が崩れてきているにもかかわらず、ずっと座っていました。これを神通力で知った元暁はその場にある膳を投げ、四部の衆をみな救ったといいます。 この言い伝えは、この擲板庵周辺一帯の多くの寺の創建とも深い関わりがあります。
擲板庵は創建当時、談雲寺(タムンサ)と呼ばれていましたが、1938年、韓国近代仏教を開創した鏡虛(キョンホ)大禅師により重修された後、長安寺に属する庵となりましたが、近年長安寺から外れ、独立した寺となりました。
澄み渡る空の下に広がる擲板庵は、悠久の歴史と創建の逸話と同様、その風景もまた大変素晴らしいものがあります。境内全体に日差しを浴びながら、長年この場所を守り続けている擲板庵は、今ではひっきりなしにやってくる登山客のかけがえのない憩いの場としても利用され、またこの一帯最高の素晴らしい水が湧き出す寺としても有名です。
しかし静かに目を閉じてじっとしていると、1400年前この場所に満ち溢れた仏の光の奥深さをも感じさせてくれる、そんな寺です。
2025-03-16
慶尚北道 盈徳郡 丑山面
この漁村の近海から獲れる蟹の足が竹に似ていることから「テゲ(竹蟹)」と名づけられたズワイガニ。この村も盈徳ズワイガニ元祖村として命名されるなど、蟹とは切っても切れない関係です。
景汀2里「スグノミ村」は11世紀中期(1060年頃)に寧海府使が馬に乗って町を巡視し峠を越える際にこの町の形を見て牛馬車の荷鞍のように見えたことから牛車の「車」と越えるの「逾」を取り、チャユ(車踰)と名づけられました。
2024-04-07
全羅南道 求礼郡 山洞面、チョンブク特別自治道 南原市 山内面 徳洞里
+82-61-780-7700
求礼郡山洞面と南原市の境目にある智異山西部の峰「万福台(マンボクテ)」は、その名の通り、福々しい山で、なだらかな丘陵を形成しています。万福台は智異山でも広大なススキ畑が広がる場所で、秋になると峰全体がススキ色に染まり、見事な壮観を演出します。春には山洞面山茱萸村で黄色い山茱萸の花を見て、万福台に上ったり、智異山温泉ランドに寄って温泉を楽しむのもよいでしょう。
2020-10-14
京畿道 広州市 南終面
+82-31-760-2000
八堂湖は京畿道広州市退村面と南終面にまたがる人工湖で、ソウル・京畿地域の水道水の取水場があります。1973年に八堂ダムが完工し、貯水量は約2億5千万トンになります。八堂湖沿いの道路はドライブコースとして人気があり、八堂展望台からは八堂湖が一望できます。
2022-11-02
キョンギ道カピョン郡カピョン邑チャラソムロ64
+82-31-581-0228
現在、休業中
2015年にリニューアルオープンした加平郡チャラ島内にある二和園(イファウォン)は、総面積約1万坪の敷地に、330坪規模を誇る蝶生態館を保有する世界最大の蝶の公園です。生きている蝶や標本を1年中観覧することができ、2,300坪もの温室があるため、天候に左右されること無くいつでも観覧することが可能です。目で見るだけではなく、専門の解説者による蝶や植物の説明があるため、観覧客はよりたくさんの見どころと情報を得ることができます。また、チャラ島近隣ではキャンプや各種フェスティバルが楽しめます。
2020-07-28
忠清南道 舒川郡 西面 洪元キル130-3
海釣りと天然の刺身が有名な洪元港
洪元港は春長台海水浴場へ行く町角にある港で、海釣りや天然ものの刺身を楽しむことができる防波堤と真っ赤な灯台が有名です。西海では、安眠島と大川の次に名高い場所で、特に若者のデートスポットに人気です。日の出と日没が見えるマリャン(馬梁)の入り江があり、周辺には冬柏亭や春長台海水浴場があります。冬柏亭で椿が満開になると洪元港でイイダコが獲れ、日の出や日暮れを見に来る人で混み合う頃はコノシロが獲れるようになります。洪元港はマリャンの入り江より規模も大きく船も多いため、周辺にはその場で刺身にしてくれる店があり、新鮮でおいしい刺身をお手頃価格で味わうことができます。
水産物市場と春長台海水浴場と冬柏亭の間のくぼんだ場所にある「洪元港」。規模こそ小さいものの、西海岸にある港のうち、唯一干満の差が少なく漁船の出入りが多い場所です。洪元港といえば秋に獲れるコノシロが有名ですが、お金を食べる魚といわれ、古くから「秋のコノシロは頭だけで胡麻が3升」や「家出した嫁もコノシロを焼くと帰ってくる」という諺が伝わるほど、西海岸で捕れる魚のなかでも最高の魚と言われています。 1年中獲れる魚ですが、9月末から11月初旬が旬に当たり、洪元港は全南光陽港と同様コノシロが一番多く捕れます。洪元港では毎年9月末から2週間「コノシロ祭り」が開催され、刺身や焼き魚にして食べます。
洪元港でコノシロやイイダコを食べた後は、「冬柏亭」に足を運んでみては?途中にある海洋博物館もはずせません。海の生物のはく製だけでなく、博物館の上階から眺めるマリャン浦区の全景もお勧めです。
洪元港の代表的な祭り、コノシロ祭り(9月末~11月初旬)
忠南舒川ではコノシロを海鮮丼、刺身の和え物、焼き魚にして食べます。コノシロは内蔵と頭、骨を取った後、細く切って刺身にしたり、野菜に酢入りの唐辛子味噌をのせて海鮮丼にして食べます。骨のついたまま分厚く切って韓国式味噌とニンニクを添えてサンチュに巻いて食べる「ピョコシ」や、コノシロの内蔵で作った塩辛も人気です。コノシロの塩辛は、昔から塩辛の中でも最上級の一品といわれてきました。コノシロの刺身は二日酔いを解消し、お肌の美容効果もあることで知られています。
世宗実録地理志でも忠清道、慶尚道、咸鏡道でコノシロが収穫されたと記録されています。またいくら高くても買いたくなることから銭魚と呼ばれ、徐有隣の林園経済志には「秋のコノシロは頭だけで胡麻が3升(それほど香ばしく美味しい)」と記録されています。また、「家出した嫁もコノシロを焼くと帰ってくる」という諺通り、食欲がない時でも食べたくなるほど。主要成分はコノシロ100gのうち、水 71g、たんぱく質25g、脂肪2g、灰分2gからなり、120kcalの熱量を排出し、脂肪分も2%しかないため食事療法はもちろん、ダイエット料理として注目を浴びています。
身は平たく青く光り、黄金色の光を帯びています。褐色の斑点状の縦じまが入っており、わき腹部分には大きな黒色斑点、腹は白く、口は下あごの先が若干飛び出ています。うろこは大きな丸型で、全長は150~310㎜程度です。古代中国の貨幣の形に似ているため、「銭魚」と呼ばれているという説もあります。銭魚は9月末から11月初旬までが美味しく、刺身、刺身の和え物、焼き物など調理方法も多様。これまでは釜山のコノシロ(銭魚)が全国でも最高レベルと言われてきましたが、今では釜山で舒川コノシロを輸入するなど味や品質面でも全国トップレベルをキープしています。
2020-09-22
忠清南道 錦山郡 珍山面 大屯山路 6
深い渓谷や天然広葉樹林などの自然と人工造林地が共存するところです。近隣には大屯山(テドゥンサン)道立公園、太古寺、壬辰倭乱(文禄・慶長の役)当時、兵糧を確保するため湖南進出を狙う外敵を休養林内にある渓谷におびき出し、火攻で殲滅した功績を賛えるための梨峙大捷址もあり、別名「チジミゴル」とも呼ばれています。
2023-09-22
忠清南道 錦山郡 南二面 ヌティゴルキル200
+82-41-753-5706
「南二(ナミ)自然休養林」は家族単位での宿泊や観光に最適な場所で、広葉樹種の天然林が茂る自然豊かなスポットです。文化財に指定されている百済時代の城跡「ペク・リョン聖地」や、韓国戦争による激戦の傷跡が残る「六百高地戰勝塔」などがあり、自然と歴史が共存しています。
2023-01-19
京畿道 楊平郡 楊西面 楊水路 93
京畿道楊平郡にある水と花の庭園「洗美苑(セミウォン)」は、歴史と文化が共存する自然浄化公園として生態環境教育、体験教育、展示活動を兼ねた複合文化空間をめざしています。6万2千坪の庭園では水質浄化能力に優れたハスを主に植栽し、漢江の水を浄化するのにも貢献しています。ハスの花が満開になる夏が一番美しい他、季節ごとに楽しめる庭園づくりがされており、四季を通じて見どころを提供しています。また、洗美苑蓮華博物館では、ハスの花という単一テーマのもと、関連生活用品や古書などの遺物を展示しています。